- Primera División de Chileチリ1部リーグ
ようやく再開した途端にスタジアム内外で暴動発生 安全なリーグ再開はいつになる?
5週間ぶりに再開したチリ1部リーグが暴動により一部中断や中止に
▲ 暴徒数人がスタジアム構内に侵入する場面
前述の暴動発生以降、ANFP(チリプロサッカー協会)は随時国内リーグの開催を試みてきたが、毎週断念せざるをえなかった。果ては、首都サンティアゴで開催予定だったはずのリベルタドーレス決勝が、ペルーの首都リマに変更される事態に。国内の動乱は、スポーツ界にも暗い影を落とした。
国内リーグの再開には長い月日を要したが、11月19日になってANFPは1部リーグと2部リーグの再開を決定。どちらも22日に再開することになり、1部リーグは第26節から再開されることになった。
▲ スタジアム周辺では暴徒が警官隊と催涙弾の応酬をする一幕も
するとこの中断を受けて、翌23日に予定されていた「コロコロ vs コキンボ・ウニード」はコロコロのマリオ・サラス監督が記者会見を開いて、試合を行わない意向を表明した。キャプテンのエステバン・パレーデスは「暴動を無視できないし、家族や観客の安全面を考慮すれば(中止は)やむを得ない」と中止の理由を説明。そしてマウリシオ・ピニージャは「現状では開催延期が最良の判断だと思う。今週試合を行うのは危険だ」と苦慮した。他にも、日曜日に予定されていた「エベルトン vs パレスティーノ」も延期が決まっている。
リーグ再開を決定した時点では、1部リーグはクリスマスの直前に全日程を終えられるスケジュールを発表していたが、再開に踏み出した途端このような事態に陥るようでは、安全なリーグ再開など夢のまた夢である。
2019.11.22
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