- Campeonato Uruguayo 2022ウルグアイ1部リーグ 2022
ルイス・スアーレスが16年ぶりに古巣復帰を決断か 家族の承認、W杯への準備などで条件も良好
ウルグアイ代表FWルイス・スアーレスの移籍にまつわるエトセトラ
▲ アトレティコ・マドリーを退団して以降はフリーのままになっている35歳のウルグアイ代表FWルイス・スアーレス(写真提供:EFE)
ルイス・スアーレス(以下、ルチョ)はナシオナル・モンテビデオの下部組織出身で、トップチームデビューを果たした2005-2006の1シーズンだけでいきなり12ゴールを叩き出すなど、才能の片鱗を見せた。だが、2006年7月にフローニンゲン(オランダ)へ渡って以降は、一度も南米のクラブチームには所属していない。
アトレティコ・マドリー(スペイン)の退団以降は様々な憶測が飛び交っていたルチョ。とりわけ昨今話題をさらったのは、アルゼンチンの名門リーベル・プレートへの移籍に関する噂だった。媒体によっては「次の月曜日にも公式発表が!」と煽る記事もあったが、リーベルへの加入は噂のままで立ち消えとなった。リーベルがリベルタドーレスで敗退したことも、加入見送りの決め手になったとみられている。
そんなルチョが自身の古巣ナシオナルに復帰する可能性が高まっている背景に、まず同選手の家族の承認がある。家族がウルグアイに戻ることを了承していることもあり、同選手が古巣復帰を決めるのに障壁は少ないとの見解だ。
さらなる可能性として挙げられているのは、同選手が古巣ナシオナルと「ワールドカップまで」の4ヵ月契約を締結する期間限定プランで、契約延長の含みを持たせるなど、契約についてナシオナルが柔軟性を示したことだ。この契約内容は一見ナシオナルが利用されている感も否めないが、そこまでしてでも11月開幕のワールドカップに向けたコンディション調整としてクラブを使ってくれたらという、もはや愛だ。
ナシオナルのインチャ(サポーター)からすれば、ルチョの復帰は生唾ものの現実。直近の報道通り、ナシオナルに復帰することとなれば、国内リーグはもちろん、ベスト8に勝ち残っているスダメリカーナでの活躍も期待される。
2022.07.20
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