- CONMEBOL南米サッカー連盟
2016年の南米年間最優秀選手はコロンビア代表FWミゲル・アンヘル・ボルハ
2016年「レイ・デ・アメリカ」(南米年間最優秀選手)の表彰式
▲ 2016年はアトレティコ・ナシオナルでリベルタドーレス優勝に貢献するなど活躍したコロンビア代表FWミゲル・アンヘル・ボルハ。2017年はブラジルのパウメイラスに活躍の舞台を移す
モンテビデオ市内のホテル・ラディソンで執り行われたこの授賞式は、南米全土の新聞記者、雑誌編集者およびフットボール・ジャーナリストたち計300人による投票で決められるもので、ウルグアイの新聞「El PaÍs」紙が選考している。今回受賞したミゲル・アンヘル・ボルハの得票数は、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスとはわずか9票の僅差だった。
初の受賞となったミゲル・アンヘル・ボルハは、アトレティコ・ナシオナルで国内リーグとリベルタドーレス、スダメリカーナに出場してはゴールを量産。そこでの活躍が高く評価されて、コロンビア代表にも選出されるようになった。一方、ガブリエウ・ジェズスも当時所属したパウメイラスのほか、ブラジル五輪代表として自国開催のオリンピックで結果を出したが、わずかに及ばず得票数2位に留まった。
ボルハは当初、22日に行われる表彰式を欠席する意向を示していた。その理由は、同日にサンパウロで行われるカンピオナート・パウリスタ(サンパウロ州選手権)のクラシコ「コリンチャンス vs パウメイラス」戦に出場するためであったが、パウメイラスの首脳陣から「せっかくだし表彰式に出たほうがいい」と促されて出席を決意したという。
同賞におけるコロンビア人の受賞は、カルロス・バルデラマ、テオフィロ・グティエレスに続いて2年ぶり3人目。
同賞の今年における得票数トップ3と、歴代受賞者については下表のとおり。
得票数 | 選手名 | 所属クラブ | 国籍 |
---|---|---|---|
85票 | ミゲル・アンヘル・ボルハ | アトレティコ・ナシオナル | コロンビア |
76票 | ガブリエウ・ジェズス | パウメイラス | ブラジル |
50票 | アレハンドロ・ゲーラ | アトレティコ・ナシオナル | ベネズエラ |
▼ 歴代のレイ・デ・アメリカ受賞者
年 | 選手名 | 所属クラブ | 国籍 |
---|---|---|---|
1971 | トスタン | クルゼイロ | ブラジル |
1972 | テオフィロ・クビージャス | アリアンサ・リマ | ペルー |
1973 | ペレ | サントス | ブラジル |
1974 | エリーアス・フィゲロア | インテルナシオナウ | チリ |
1975 | エリーアス・フィゲロア | インテルナシオナウ | チリ |
1976 | エリーアス・フィゲロア | インテルナシオナウ | チリ |
1977 | ジーコ | フラメンゴ | ブラジル |
1978 | マリオ・ケンペス | バレンシア | アルゼンチン |
1979 | ディエゴ・マラドーナ | アルヘンティノス・ジュニオルス | アルゼンチン |
1980 | ディエゴ・マラドーナ | アルヘンティノス・ジュニオルス | アルゼンチン |
1981 | ジーコ | フラメンゴ | ブラジル |
1982 | ジーコ | フラメンゴ | ブラジル |
1983 | ソクラテス | コリンチャンス | ブラジル |
1984 | エンソ・フランチェスコリ | リーベル・プレート | ウルグアイ |
1985 | フリオ・セサル・ロメーロ | フルミネンセ | パラグアイ |
1986 | アントニオ・アルサメンディ | リーベル・プレート | ウルグアイ |
1987 | カルロス・バルデラマ | デポルティーボ・カリ | コロンビア |
1988 | ルベン・パス | ラシン・クルブ | ウルグアイ |
1989 | ベベット | バスコ・ダ・ガマ | ブラジル |
1990 | ラウール・アマリージャ | オリンピア | パラグアイ |
1991 | オスカル・ルジェーリ | ベレス・サルスフィエール | アルゼンチン |
1992 | ライー | サンパウロ | ブラジル |
1993 | カルロス・バルデラマ | アトレティコ・ジュニオール | コロンビア |
1994 | カフー | サンパウロ | ブラジル |
1995 | エンソ・フランチェスコリ | リーベル・プレート | ウルグアイ |
1996 | ホセ・ルイス・チラベル | ベレス・サルスフィエール | パラグアイ |
1997 | マルセーロ・サラス | リーベル・プレート | チリ |
1998 | マルティン・パレルモ | ボカ・ジュニオルス | アルゼンチン |
1999 | ハビエル・サビオラ | リーベル・プレート | アルゼンチン |
2000 | ホマーリオ | バスコ・ダ・ガマ | ブラジル |
2001 | ファン・ロマン・リケルメ | ボカ・ジュニオルス | アルゼンチン |
2002 | ホセ・カルドーソ | トルーカ | パラグアイ |
2003 | カルロス・テベス | ボカ・ジュニオルス | アルゼンチン |
2004 | カルロス・テベス | ボカ・ジュニオルス | アルゼンチン |
2005 | カルロス・テベス | コリンチャンス | アルゼンチン |
2006 | マティアス・フェルナンデス | コロコロ | チリ |
2007 | サルバドール・カバーニャス | クルブ・アメリカ | パラグアイ |
2008 | ファン・セバスティアン・ベロン | エストゥディアンテス | アルゼンチン |
2009 | ファン・セバスティアン・ベロン | エストゥディアンテス | アルゼンチン |
2010 | アンドレス・ダレッサンドロ | インテルナシオナウ | アルゼンチン |
2011 | ネイマール | サントス | ブラジル |
2012 | ネイマール | サントス | ブラジル |
2013 | ホナウジーニョ・ガウーショ | アトレチコ・ミネイロ | ブラジル |
2014 | テオフィロ・グティエレス | リーベル・プレート | コロンビア |
2015 | カルロス・サンチェス | リーベル・プレート | ウルグアイ |
2016 | ミゲル・アンヘル・ボルハ | アトレティコ・ナシオナル | コロンビア |
2017.02.22
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- 幼なじみの急逝にショックを隠せないニコラス・デ・ラ・クルス 試合前の黙祷後には故人を思い涙コンメボル・リベルタドーレス 2024
- イスキエルドの入院費用を工面したカレーリらサンパウロの選手数人は試合後に弔問でウルグアイへコパ・ド・ブラジウ 2024
- コパ・アメリカの出場権を得たコスタリカに先制されたアルゼンチン 後半に点を重ねて逆転勝ち国際親善試合
- 2点差を追いついたセレソン 終盤にPKで勝ち越しを許すも終了間際のPKで引き分けに持ち込む国際親善試合
- アメリカがメキシコを破って優勝 終了間際には反同性愛のチャントが湧いて二度中断するハプニングもCONCACAFネーションズリーグ 2023-2024
- 17歳の神童エンドリッキがウェンブリーで決勝ゴールを決める セレソンは約半年ぶりの勝利国際親善試合
- メッシ不在も順当勝ちの世界王者 終盤はエルサルバドルの堅い守備を崩しきれずも快勝国際親善試合
- ダニエル・ムニョスの鮮やかなジャンピングボレーシュート炸裂 コロンビアがスペインに競り勝つ国際親善試合
- 南米で顕著な“抜け目なさ” マラドーナはあの伝説のゴールでも“ごまかし”でないユニークな表現で一蹴DO YOU SPEAK FOOTBALL? 世界のフットボール表現事典
- 【PR】【SambaGold】2023の受賞者はヴィニシウス・ジュニオール、タミレス、マルコス・レオナルドに決定SambaGold の受賞者発表
- “フェノーメノ”がUEFAカップで魅せた驚異のテクニック 生みの親はリヴェリーノ? セルジオ越後?DO YOU SPEAK FOOTBALL? 世界のフットボール表現事典
- アメリカで行われる来年のコパ・アメリカ 開幕戦はアトランタ、決勝戦はマイアミに決定コパ・アメリカ 2024
- 【PR】【SambaGold】ブラジル人サッカー選手アワードの投票受付中! イチ推しの選手に投票しよう!SambaGold のご案内
- 【PR】マラドーナについて知っておくべき興味深い事実アルゼンチン代表
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部
- ブラジルで湧き上がったアンチェロッティ氏監督就任報道 名物実況アナは契約を巡るCBFの決定に激怒ブラジル代表
- 12年前に急逝したマツの番号は3 F・マリノスの30年を追った作品はヨコハマ・フットボール映画祭で!DO YOU SPEAK FOOTBALL? 世界のフットボール表現事典
- 早ければ2023年にもトヨタカップが「インターコンチネンタル・スーパーカップ」として復活か?トヨタカップ復活計画