Torneo Grita México Clausura 2022メキシコ1部リーグ 2022 後期

スタジアムでの暴力根絶はどうすべき? 現地の有識者は国(政府)の能動的な介入の必要性を主張

RIASPORT(ラテンアメリカのスポーツ安全に関する応用研究のための国家ネットワーク)のディレクターが主張する国の介入
▲ 5日にケレタロで発生したスタジアムでの暴動には各界から警鐘が出ている(写真提供:AP)
3月5日にケレタロで発生したスタジアムでの暴動は、メキシコサッカー界に暴力がはびこっている現状を浮き彫りにした。現地メキシコの有識者は、スタジアムでの暴力がなくならない原因について由々しき事情があるとの見解を示した。

グアダラハラ大学の公共政策研究員であり、RIASPORT(ラテンアメリカのスポーツ安全に関する応用研究のための国家ネットワーク)のディレクターでもあるガブリエル・フローレス・アレンデ氏は、この手の問題を根本的に解決するためには国の介入が不可欠と主張。

「先の暴動は、国の政策によるところもある。規制や専門分野の人材、実例やアイデンティティに問題が多数あり、メキシコではそれらの解決ができていない」

「今回起きたような乱闘・暴動は、クラブごとの問題で片付けるべきではなく、もっと総合的に受け止めるべきだ。具体的には、ケレタロやハリスコ州だけでなく、国(政府)が介入しなければならない。サッカーは大衆を動かす、社会的な事象でもある点を踏まえれば、この問題は国レベルで提起することだ。ゆえに連邦当局は、この問題に対して行動を起こさなければならない」

同氏は、スポーツイベントのセキュリティプロトコルで、事実の背景にあるものや計画と設計、規制の問題、ならびにすべての懸案事項を洗い出して、根本的な解決を目指すべきと説明した。リーガMXやFMF(メキシコサッカー連盟)だけに任せておいていい問題ではないと、苦言を呈している。

メキシコでのスタジアム暴動は今回に限ったことではなく、昔から断続的に起きている。非公式の情報で死者も出たとされる今回の事件を、暴力根絶の契機にできるか。メキシコサッカー界の自浄作用が試されている。
2022.03.10
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