Selección Nacional de Argentinaアルゼンチン代表

23日にU.S.A.のマイアミで行われた親善試合で、アルゼンチンはホンジュラスに完勝。試合後の記者会見でアルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は、毎度最優秀選手になりうる活躍を見せているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを手放しに称賛した。

メッシが2ゴールのほかに先制点の起点にもなるパスを供給　アルゼンチンは危なげなく完勝

今のアルゼンチン代表にとっては、メッシがいかにピッチで楽しめているかがチームの命運を左右するほど影響力が強まっているというのが、同監督の見解だ。

「重視すべきは、メッシが快適にサッカーを楽しんでいるかだ。なぜなら、メッシが楽しめていないときの我々には、結果が伴わないからだ。つまり、メッシが楽しければ楽しいほど、アルゼンチン代表の結果も良い方についてくるんだ。パリ・サンジェルマンでもメッシは楽しんでいると思うし、彼が引き続き代表で楽しめていることが重要なポイントだ」

メッシには常に複数のマークが付いて回るが、そこについても同監督は「それは彼の宿命」と表現した上で、「それをものともしないスキルが“レオ”にはある。その訓練もできている」と自信を覗かせた。

以下は、記者会見での同監督のコメント。

「アルゼンチン代表の今日（9月23日）の内容には満足している」

「最も重要なことは、起用された選手が各々の役割を果たすこと。今日はそれができていた」

「パプ（アレハンドロ・ゴメス）は我々に深みを与えてくれた」

「（ホセ・ペケルマン監督時代の2006年に選手として1試合だけ）ワールドカップに出場しただけに、ワールドカップ出場には大きな責任が伴う。ただ選手には出場を楽しんでもらいたい。最高と言われる選手が（世界最高峰の舞台で）勝てないことだってある。だからこそ（我々アルゼンチンが勝ち上がるには）メッシを含む選手全員が楽しめているかが重要なのだ。選手が楽しめていれば、観る者だって同様に楽しめるから」

「（今月の対戦相手に）ホンジュラスとジャマイカを選んだのは、メキシコと同組だからというわけではない。無論、メキシコ側はその視点で我々の親善試合を観ているだろうけどね」

「招集した選手から（私が）どう思われているかは、とくに気にしていない。それぞれの考えがあっていいし、国の代表はあくまでみんなのものだから」

「（アルゼンチン代表の1試合1試合については）勝ったからといって言いたいことを言っていいわけではないし、逆に負けたからといって最悪だと落ち込むことでもない。（重要なのは、バランス感覚）」