FIFA World Cup 2022FIFAワールドカップ 2022 カタール大会

2002年のFIFAワールドカップ優勝メンバーでもある元ブラジル代表FWヒバウド氏が、カタールで開催される2022年のワールドカップについて自身の考えを示した。

20年前に横浜でワールドカップのトロフィーを掲げたセレソンOBは、自身の後輩たちが6度目のワールドカップ優勝を達成する可能性が高いとの見解を示した。

「セレソンには、ブラジル国民ならびに世界中のブラジル代表ファンに6回目のワールドカップ優勝を期待させる優秀なチームと監督がいる。ノックアウトステージになる決勝トーナメントは一筋縄ではいかないし、フランス、イングランド、アルゼンチンも強いことは間違いないが、それでもそうした強豪国を退けてセレソンが頂点に立てると信じている」

自身の母国ブラジルを優勝候補筆頭に挙げたヒバウド氏だが、その一方で今年はワールドカップを初優勝する国が現れる可能性もあると見ている。

「優勝経験のない国が、ワールドカップを初優勝できる可能性は常にある。オランダ、ポルトガル、ベルギーはその筆頭だろう。ワールドカップのような開かれた大会では、極力ミスの少ない試合をできたチームこそが勝ち上がれるセオリーもある。優勝経験国に一日の長があることは言わずもがなだが、勝負事である以上、番狂わせはありうる」

そうした持論を展開したヒバウド氏は、最後にワールドカップの決勝でブラジルと対戦する国についても予想。

「まず、セレソンがファイナリストになることを願っている。もちろん簡単なことでないことは承知の上だが。その上で、フランス、ドイツといった伝統の強豪国と決勝の舞台で戦えたら素晴らしい試合になると思うし、それ以外の国がセレソンと戦う決勝戦も見てみたいよね。楽しみだよ」