ブラジル出身でポルトガルに帰化した元ポルトガル代表MFのデコが、ネイマールの人間性を批判したと一部メディアが報じた。それを受けてピッチ外での『ネイマール vs デコ』という対立が出来上がりブラジル国内で話題となっているが、果たしてその真相は？

現在フルミネンセでプレイするデコは、4月3日にラジオ・ブラデスコというFM局のインタビューに応じた際にネイマールに関する質問の答えとして、次のような発言をしたと報じられた。
「万が一ネイマールがヨーロッパへ移籍したところで、成功する可能性が高いかどうかは知らない。そもそも彼は結婚してないけど子どもがいるのだから、家族を守る責務がある。私は選手としてのネイマールは好きだし応援しているが、人としては好きじゃない」

デコが口にしたとされるこの発言を一部のゴシップ誌が報じたことで、ネイマールとデコが互いをののしり合っているといった噂が浮上したのであった。

だが、一連の騒動について先のサンパウロ州選手権（第17節「サントス×サン・カエターノ」）の試合後、ピッチの外で報道陣にマイクを向けられたネイマールは次のように述べている。

「意味がわからないね。誰がそんなことを妄想したのか知らないけど、俺はデコと対立も口論もしていない。今日のお昼にデコ本人から電話があって『俺はそんなことは言ってない』と否定していたよ。FM局のインタビューでデコが俺の人柄を批判したとか、ちゃんと裏を取った情報なのか？　どうせまたマスコミが好き勝手に書いたんだろう。じゃあ誤解のないように断言しておくよ。デコと俺はアミーゴ（友達）だ」