Seleção Brasileiraブラジル代表

4月11日、FIFA（国際サッカー連盟）が最新のFIFAランキングを発表した。今回のランキングでブラジルは909ポイントで順位を19位まで下げたが、この順位はFIFAランキングの統計が開始された1993年8月以降で最も低い順位であり、この事実がブラジル国内で大きく報じられている。

FIFAランキングの統計が開始された翌年、ホマーリオ、ベベット、ドゥンガ、ジョルジーニョらを擁した1994年のセレソンはワールドカップ優勝を達成してFIFAランキングでも首位だった。そこから約20年の月日を経て、順位を下げ続けているセレソンの現状を悲観する声も一部で出ている。

近１年のFIFAランキングを振り返ると、ブラジル代表（セレソン・ブラジレイラ）の順位は昨年６月は５位だったが、７月には11位まで低下。そして昨年12月からは毎月18位を維持していた。
セレソンの順位が下がり続けている一因として、ワールドカップ予選の不参加がある。開催国であるため予選が免除されている同代表は、親善試合ばかりで真剣勝負をする環境がないことも影響しているのではないかとする見方もある。
事実、最近の親善試合は引き分けばかりで勝てていない。それもまた順位に影響したものと思われる。

南米の最上位はリオネル・メッシを擁するアルゼンチン（3位）。南米の次位にはコロンビア（6位）が位置している。
最新のFIFAランキングの上位ならびに南米各国、日本の順位・ポイントは以下の通り。

順位	ポイント	国
1	1538	スペイン
2	1428	ドイツ
3	1292	アルゼンチン
4	1191	クロアチア
5	1163	ポルトガル
6	1154	コロンビア
7	1135	イングランド
8	1117	イタリア
9	1093	オランダ
10	1056	エクアドル
11	1052	ロシア
12	1008	コートジボアール
17	932	ウルグアイ
19	909	ブラジル
23	870	チリ
29	773	日本
31	752	ペルー
36	708	ベネズエラ
43	643	パラグアイ
57	537	ボリビア