Seleção Brasileiraブラジル代表

24日に行われたチリ代表との親善試合で勝ちきれなかったブラジル代表に対して、地元メディアによる評価は低い。チリ相手に勝てなかったことを嘆く論調まで飛び交っている。

そんな試合の結果に関して、セレソンの面々が各々に口を開いた。

●ホナウジーニョ・ガウーショ　（MF: アトレチコ・ミネイロ）
「勝ちきれなかった要因は2点。チリ代表のクオリティが高かったことと、セレソンの練習に割いた時間が少なすぎたこと」
事実、今回のセレソンが全体練習を開始できたのは今週月曜日のこと。わずか２日では連携も何もあったものではない。

●エンリーキ　（DF: パウメイラス）
ハーフタイムにデデ（クルゼイロ）に代わって出場。ゴールを許したエドゥアルド・バルガスをマークしたが、バルガスのゴールシーンでは直接関わっていない。
「同点に追いつかれたシーンはセレソンの守備がうんぬんという次元ではない。バルガスのミドルシュートがすごすぎた。あのシュートを阻止するのは至難の業だ」

●ネイマール　（FW: サントス）
試合中に８度のファウルを受けるが、サンパウロ州選手権とコパ・ド・ブラジウの過密日程による疲労については否定。後半にゴールを決めるも、試合後にブーイングを浴びた。
「セレソンは常に勝たなければならない存在。勝てなければ当然批判を浴びるものだし、野次を聞きたくはないけどそこに一喜一憂したところでプラスにはならないからね。応援してくれるみんなの期待に応えなきゃいけないのが代表だから、ブーイングは嫌だけど真摯に受け止めている」

●パウリーニョ　（MF: コリンチャンス）
中盤の起点として90分フル出場。
「我々はチリ代表よりももっと攻撃する必要があったし、ボール支配率でも上回っていなければならなかった。それができていなかったのが我々の課題」

●アレシャンドレ・パト　（FW: コリンチャンス）
後半開始から45分間プレイ。セレソンへの課題点については明言を避けた。
「セレソンは常に勝たなきゃいけない存在だし、セレソンのユニフォームに袖を通すだけでその重みは伝わってくる。勝てなかっただけで批判をするのはフェアじゃないと思うけど、お金を払って応援してくれたサポーターの期待には応えなきゃいけないよね。今日は勝ちたかった」

●ルイス・フェリッピ・スコラーリ　（代表監督）
「ボリビア戦と比較しても決定機が少なかったし、今日のセレソンは良くなかった。勝ち試合を落とした印象も強いし、ブーイングを浴びたのも仕方ない。セレソンは常に勝利を求められている。だから勝てば、サポーターの評価も自ずと変わるはず」