- Torneo Grita México Clausura 2022メキシコ1部リーグ 2022 後期
ネット上に誤情報が拡散 犯人に似ているとされた男性の氏名などが晒され殺害予告まで発生
5日にケレタロで発生したスタジアム内暴動で撮影された犯人に似ていると決めつけられた男性の個人情報が晒される
▲ 暴動の犯人(左)と間違われた男性(右)。似てる?(写真提供:AP/TikTok)
リーガMX(メキシコ1部リーグ)の後期第9節「ケレタロ×アトラス」では、後半途中にスタンドで両チームのインチャ(サポーター)が暴徒化。加害側はケレタロのインチャとみられ、地元当局の発表では死者はいないとされているが、TV Azteca のジャーナリストによれば17人の死亡があったとの情報もあり、深刻な事態になった。
事件を受けて、ネット上では犯人を特定しようとする動きが活発化。すると事件から1週間ほどが経過した頃に、犯人とは別人の男性がネット上で犯人扱いされていることが判明した。
犯人扱いされる被害を受けた男性(ネストル・サントーヨさん)は、犯人の一人とされる男とヒゲの蓄え方と顔の輪郭がやや近い程度で、見比べれば別人であることは明白。しかし、ネット上では何者かが両者を同一人物とみなして、男性の氏名やfacebookアカウントなどを晒した。その結果、男性の元には殺害予告などの脅迫メッセージまで届いたという。被害男性は、苦痛と苦情を訴えた。
「ここに顔を見せます。ここ数時間のうちに、facebookを介して殺害予告などの脅迫が届いています。写真に写っている男が私だと断定した何者かが私の名前とプロフィールを公開したからですが、私とは別人です。私にタトゥーはありません」
男性は当日、エスタディオ・コレヒドーラで観戦した事実は認めたが、似ているとされた犯人とは対照的な行動をとったことを説明。
「私はスタンドからピッチに逃げましたし、そこでクリスタンテ監督やGKアゲーレらに避難するよう諭されて、彼らとともにロッカールームへ逃げ込みました。彼ら(クリスタンテ監督ら)は『大丈夫でしたか?』と心配してくれました」
事件発生を受けて出回った映像や写真などが、誤情報の拡散に至る事例は日本でも散見される。スマートフォンが普及し、SNSが浸透している現代では、この手の二次被害は国を問わず発生しているのが実情だ。
リーガ BBVA Bancomer MX (メキシコ1部リーグ) 2022 後期 第9節 (2022/03/05) | ||
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ケレタロ | 0-3 没収 |
アトラス |
ワシントン・アゲーレ | GK | カミーロ・バルガス |
オマール・メンドーサ マキシミリアーノ・ペル エンソ・マルティネス エリック・ベラ |
DF |
ホセ・アベーラ アンデルソン・サンタマリア マルティン・ネルボ ガディ・アギーレ ルイス・レイェス |
ホルヘ・エルナンデス ケビン・エスカミーラ レオナルド・セケイラ パブロ・バレーラ |
MF |
アルド・ロチャ エドガル・サルディバル ジェレミ・マルケス |
ホセ・アングーロ アンヘル・セプルベダ |
FW |
フリオ・フルチ ジュリアン・キニョーネス |
ゴール | 29 フリオ・フルチ | |
エルナン・クリスタンテ | 監督 | ディエゴ・コッカ |
主審: フェルナンド・ゲレーロ・ラミーレス 会場: エスタディオ・コレヒドーラ (ケレタロ) 処分: ケレタロのサポーターに暴動の責任があるとして、ケレタロの 0-3 敗北とする |
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- 【コンテンツページ】リーガMX(メキシコ1部リーグ)2022 後期
2022.03.13
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