Selección Nacional de Argentinaアルゼンチン代表

2005年のA代表デビュー以降、アルゼンチン代表の主軸として活躍してきたFWリオネル・メッシに対して、一部で代表引退の噂が飛び交い始めている。だが当の本人には代表を引退する意志が全くないと周囲が明言した。

メッシに対しては世界的なスターとして揺るぎない評価がある一方で、アルゼンチンのA代表では一度も国際タイトルを獲得していないことへの批判もある。近年では2014年のW杯ブラジル大会で、そして翌年のコパ・アメリカでともに準優勝に終わり、国際タイトルに届きそうで届いていないため、それらを揶揄してメッシの代表引退について報じる記事も出ている。

しかしアルゼンチン代表でチームメイトのFWセルヒオ・アグエロは、一連の噂を真っ向から否定するとともにメッシの存在の大きさを熱弁した。

「メッシの代表引退に関する噂があると、その都度私はメッシに真意のほどを確かめている。噂は噂のままで終わるだろう。メッシは穏やかで非常にリラックスしている。彼は国のためにプレイすることを誇りに思っているし、常に全力を尽くしているよ」

「メッシは常にスポットライトを浴びている。そのせいで観る側は彼が魅せてきたあらゆるファインプレイを忘れてしまったのかもね。彼が近日中に代表を引退することはないし、また皆が驚くプレイを披露してくれるはずだ。彼はそういう選手だから」

リオネル・メッシは2015年9月8日現在、アルゼンチン代表で歴代2位の49ゴールを挙げている。同代表の歴代1位は元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ（56ゴール）だが、メッシがバティストゥータの記録を塗り替えるのは時間の問題とみられている。