Selección de fútbol de Méxicoメキシコ代表

“タタ”ことヘラルド・マルティーノ監督率いるメキシコ代表にとって、得点力ダウンは必至か。6月に開催されるCONCACAFゴールドカップに、ベテランの二人が出場しない方向であることがわかった。スペインのスポーツ紙「マルカ」などが報じている。

CONCACAFゴールドカップとは、CONCACAF（北中米カリブ海サッカー連盟）主催の国際大会で、かつては「CCCFチャンピオンシップ」、「コパ・コンカカフ」という大会だった。ゴールドカップとなった1991年からは、主にU.S.A.で開催されることが多い。2019年は、U.S.A.とコスタリカ、ジャマイカとの3カ国共催となる。

メキシコは、コパ・コンカカフ時代からの通算で優勝回数10と最多を誇る。ヘラルド・マルティーノ監督率いる今年も優勝候補筆頭であるが、ベテランストライカーが二人欠場となりそう。一人は、現在ウェストハム・ユナイテッド（イングランド）で活躍中の“チチャリート”ことハビエル・エルナンデスで、もう一人はポルト（ポルトガル）で長く活躍しているエクトル・エレーラだ。

前者は、ゴールドカップの期間中に第一子が生まれる予定であることから、妻の近くで支えたいのがゴールドカップ出場辞退の理由とされている。後者については、このシーズンオフにアトレティコ・マドリー（スペイン）へ移籍することが決まっていて、エレーラはアトレティコ・マドリーでのプレシーズンマッチへの出場意欲を表明しているため。つまり、代表よりクラブチームを優先した格好だ。

重要な戦力を二人も欠くことになり、ヘラルド・マルティーノ監督はチーム作りの修正や変更を迫られることになった。メキシコ代表は、ゴールドカップでカナダ、マルティニーク、キューバと同じグループAに入っている。