CONMEBOL Recopa 2021コンメボル・レコパ 2021

前年のリベルタドーレス王者とスダメリカーナ王者とが対戦する「コンメボル・レコパ」は、4月7日に 1st.Leg が行われた。アルゼンチンのフロレンシオ・バレーラで行われた「デフェンサ・イ・フスティシア×パウメイラス」は、敵地に乗り込んだパウメイラスが先勝した。

3分にセットプレイからチャンスメイクしたデフェンサは、直後の4分にはカウンターからフランシスコ・ピッツィーニがペナルティエリアでシュートに及んだが、ボールはキーパーのファインセーブに遭った。

対するパウメイラスは15分にウィリアンが前線へボールを浮かせると、最終ラインの裏に出た元アルビレックス新潟のホニが頭に当てて足元に落とすと、ペナルティエリアでキーパーと交錯する寸前で右足のアウトサイドでジャンピングボレーシュートを決めて先制した。

後半、立ち上がりから互いに決定機を演出すると、次の1点はデフェンサにもたらされた。57分、ビッツィーニからのパスを受けたワルテル・ボウが、左足でトラップしたボールを右足のヒールでペナルティエリアへ送ると、反応したブライアン・ロメーロが右足でゴールに流し込み 1-1 とした。

追いつかれたパウメイラスは、直後にグスターボ・スカルパらを投入。そのグスターボ・スカルパは64分に直接フリーキックで枠内に蹴って相手ゴールを脅かすと、仕切り直しとばかりに74分にはゴールまで約30mの距離から左足で直接フリーキックを決めて、勝ち越しに成功。壁を越えて曲がるボールにキーパーは反応できていたが、両手でボールを弾こうとするもボールの勢いを殺しきれなかった。

デフェンサは82分にワルテル・ボウが、右サイドからのクロスに左足ボレーで合わせてゴールネットを揺らしたが、ブライアン・ロメーロがオフサイドだったことでゴールを取り消され、同点ゴールは幻となった。

95分にタイムアップの笛が鳴ると、判定を巡って主審に抗議したアドニス・フリアスにイエローカードが出されるなど、デフェンサ・イ・フスティシアにとっては後味の悪い試合になった。

レコパでスダメリカーナ王者が買ったのは、2015年のリーベル・プレートが最後で、相対的にリベルタドーレス王者のほうが強い傾向にある。この日、パウメイラスが勝ったのも必然か。2nd.Leg は、4月14日にブラジルの首都ブラジリアで行われる。

コンメボル・レコパ 2021　1st.Leg　（2021/04/07）
デフェンサ・イ・フスティシア （アルゼンチン）	1-2	パウメイラス （ブラジル）
ルイス・ウンサイン	GK	ウェベルトン
マティアス・ロドリゲス アドニス・フリアス フェルナンド・メサ マルセーロ・ベニーテス	DF	マルコス・ホッシャ ルアン グスターボ・ゴメス マティアス・ビニャ
ラウール・ロアイーサ （ラウターロ・エスカランテ） エンソ・フェルナンデス フランシスコ・ピッツィーニ （トマス・マルティネス） カルロス・ロトンディ （エウヘニオ・イスナルド）	MF	フェリッピ・メロ （パトリッキ・ジ・パウラ） ゼ・ハファエウ （ダニーロ） ハファエウ・ベイガ （グスターボ・スカルパ）
ブライアン・ロメーロ ワルテル・ボウ	FW	ブレーノ・ロペス （マイキ） ホニ ウィリアン （エステベス）
ブライアン・ロメーロ　57	ゴール	15　ホニ 73　グスターボ・スカルパ
マルセーロ・ベニーテス フェルナンド・メサ アドニス・フリアス	イエロー カード	ルアン パトリッキ・ジ・パウラ マティアス・ビニャ グスターボ・スカルパ
セバスティアン・ベカセーセ	監督	アベル・フェレイラ
主審：　アンドレス・ホセ・ロハス・ノゲーラ　（コロンビア） 会場：　エスタディオ・ノルベルト・トマゲーロ　（フロレンシオ・バレーラ）