
- Liga de fútbol Profesional de Boliviano 2023ボリビア1部リーグ 2023

バカ・ディエスの会長が賭博目的で八百長を主導か 国内のリーグ戦とカップ戦は9月5日付で強制終了に
2023年のボリビア1部リーグが八百長発覚疑惑により9月5日を最後に強制終了 代替策は未定

▲ 八百長疑惑とリーグ戦の強制終了について記者会見を開いたFBF(ボリビアサッカー連盟)のフェルナンド・コスタ会長(中央)(写真提供:AFP)
八百長疑惑が発覚したのは9月4日の夜で、バカ・ディエスのマルコス・ロドリゲス会長が主審のガー・フローレス氏と交わした会話の音声がネットに流出。そこには、己のクラブが対戦相手(ナシオナル・ポトシ)を相手に5失点以上で負けるように試合を主導するような要求が確認された。
「この試合には5ゴールが必要だ。我々でなく、ナシオナル・ポトシが5点以上を取るようにしてほしい。できれば、ハーフタイムまでに3点を相手が取るようにすることが重要だ。うちの選手がペナルティエリアでファウルを犯したらPKにしていい。ゴールに誘導してくれ。前半で 0-3 にするんだ」(流出した音声)
当該の試合は8月5日に行われた第22節「ナシオナル・ポトシ vs バカ・ディエス」で結果は 6-1 でナシオナル・ポトシが大勝した。この事実は、前段落の流出した音声ともほぼ合致する。そしてこれだけに留まらず、8月19日に行われた第24節「インデペンディエンテ・ペトロレーロ vs バカ・ディエス」では、今度はバカ・ディエスが勝つように誘導する八百長発言も確認されていて、結果は 1-0 でバカ・ディエスが勝っている。
以上から、バカ・ディエスのマルコス・ロドリゲス会長が賭博にも関与していたとみて当局は捜査。そしてFBF(ボリビアサッカー連盟)のフェルナンド・コスタ会長は1部リーグの各クラブ会長の了承を得た上で、今季のリーグ戦とカップ戦を一斉に中止することを決断した。これが、9月5日付で強制終了に至ったいきさつだ。
同国1部リーグの強制終了に怒っているのが、ザ・ストロンゲストに所属する32歳のコロンビア人MFミチャエル・オルテガ。2位に勝ち点6差をつけて首位を独走しているチームの努力が無駄にされたことへの怒りは尋常でなく、「この9ヶ月間は無駄だった! 努力も苦労も無駄だ! 別途短期間の大会が開催されるのも不公平だ。クラブとチームメイトが掲げた目標は、すべてゴミ箱行きになった」と憤りをあらわにしている。
ただ、現状のままでは2024年のリベルタドーレス、スダメリカーナに出場するクラブを決めることができないため、同国サッカー協会はそれらを決める目的の大会を、10〜12月の短期間で開催するプランを提案。ただ、こうしたことは同国協会の独断では決められず、CONMEBOL(南米サッカー連盟)の承認が必要だがCONMEBOLからの承認はまだ下りていない。一部報道では、CONMEBOLのアレハンドロ・ドミンゲス会長が、ボリビア1部リーグの強制終了を取り消す可能性もあるとも報じていて、情報が錯綜しているのが現状だ。
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2023.09.16
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