Preolimpico 2020 Colombia Sub-23U-23 南米選手権 2020

2カ国に東京オリンピックの出場権が与えられる2020年のU-23南米選手権は、2月6日にコロンビアのブカラマンガで決勝ラウンドの第2節が行われた。「アルゼンチン vs コロンビア」は、アルゼンチンがリードを守り抜いて連勝。この結果、アルゼンチンは最終節を残して大会の優勝を決めて、東京オリンピックの出場権を獲得した。

アルゼンチンはキックオフの50秒後にフリアン・アルバレスがペナルティアークの手前で左足を振り抜き、攻撃の口火を切る。対する開催国コロンビアは13分に左サイドを崩す攻撃で最後はホルヘ・カラカルが右足を振り抜いたが、シュートはわずかにクロスバーを超えてしまった。

0-0 で迎えた後半。すでにイエローカードをもらっていたカパルドに代えてマティアス・サラーチョを投入したアルゼンチンは、50分に先制。左サイドでボールを持ったアグスティン・ウルシがペナルティエリアの手前から左足でシュートを打つと、ボールはファーサイドのゴールネットに突き刺さった。続けて53分にはネウエン・ペレスがコーナーキックに頭で合わせてリードを広げた。

2点を奪われてすぐに二人を交代させたコロンビアは、60分にガブリエル・フエンテスが左足でフリーキックを放ったが、枠を捉えたボールはキーパーのファインセーブに遭う。それでも65分にメンデル・ガルシアがエルナン・デ・ラ・フエンテに倒されてPKを得ると、このPKをエドウィン・セトレーが決めて1点差に詰め寄った。

するとアルゼンチンは69分に自陣からのロングフィードでペナルティエリアに入ったアグスティン・ウルシが、ボールを巡ってウィレル・ディッタの臀部を背後から蹴ったとして主審はウルシにレッドカードを提示。このジャッジに激怒したウルシが主審に詰め寄って激しく抗議して、アレクシス・マカリテルらが静止に入る一幕もあった。

コロンビアは数的有利を生かせず、一人少ない中でリードを守りきったアルゼンチンの大会優勝が決定。最終節では、東京オリンピックの出場権あとひとつを、ブラジル、コロンビア、ウルグアイの3カ国で争うことになった。

U-23南米選手権 2020 決勝ラウンド 第2節　（2020/02/06）
アルゼンチン	2-1	コロンビア
ファクンド・カンベセス	GK	エステバン・ルイス
エルナン・デ・ラ・フエンテ ネウエン・ペレス ファクンド・メディーナ クラウディオ・ブラーボ	DF	エドウィン・エレーラ ウィレル・ディッタ エディー・セグーラ ガブリエル・フエンテス
ニコラス・カパルド （マティアス・サラーチョ） ファウスト・ベラ フリアン・アルバレス （ナサレーノ・コロンボ） アレクシス・マカリテル （トマス・ベルモンテ） アグスティン・ウルシ	MF	エドゥアール・アトゥエスタ ケビン・バランタ （ハイメ・アルバラード） ホアン・カルボネーロ （リカルド・マルケス） ニコラス・ベネデッティ （メンデル・ガルシア） ホルヘ・カラカル
アドルフォ・ガイチ	FW	エドウィン・セトレー
アグスティン・ウルシ　50 ネウエン・ペレス　53	ゴール	67　エドウィン・セトレー　（PK）
ニコラス・カパルド マティアス・サラーチョ アドルフォ・ガイチ	イエロー カード	エドゥアール・アトゥエスタ ホルヘ・カラカル
アグスティン・ウルシ	レッド カード
フェルナンド・バティアスタ	監督	アルトゥーロ・レジェス
主審：　ピエロ・マーサ　（チリ） 会場：　エスタディオ・アルフォンソ・ロペス　（ブカラマンガ）